奉納歌仙 第516回忌2017年(H29年)〜


第522回忌 宗祇法師を偲ぶ会 奉納歌仙 2023年(令和5年)6月25日

ダウンロード
令和五年奉納歌仙.pdf
PDFファイル 1.1 MB

第521回忌 宗祇法師を偲ぶ会 奉納歌仙 2022年(令和4年)6月19日


第519回忌 宗祇法師を偲ぶ会 2020年(令和2年)6月20日

奉納歌仙

第518回忌 宗祇法師を偲ぶ会 2019年(令和元年)6月22日

 



第517回忌 宗祇法師を偲ぶ会 2018(平成30年)年6月16日

 

   奉納歌仙 「 宗祇塚 」の巻    捌 小林 静司

 

   宗祇塚親しく包む新樹光         小林 静司

    白重ねにて受け入れる風        中村 雄爾

   篳篥にジャズの調べもまじらせて     近藤 焦肝

   グラスワインにチーズ添えられ     本屋 良子

  月白の丘にゆるりとかすみ網       宮澤 次男

    戯画の巻絵に灯火親しむ        大津 博山             

   ユーモアの文添えて着く松茸が      高村 謙二     

    娘のフィアンセに会ってくれとて    二見 榮一     

   勤めでは課長候補の彼と聞く       鳥澤 由克

    技術開発自動運転           佐野 彰一

   瀬戸内の島に残りし公卿訛        内藤 法子  

    出荷準備の鰤の養殖          賀茂 博美

   老いの身に冴えざえ哀れ月天心      梅 花 請   

    二里を三歩で狂言師着く        櫻井  譲

   羅生門京への口の覚えにて        植松 敬士

    ミネラルどれも欠かせざるもの     上村 昭広

   花万朶孫を相手の国家論         原  静雄

    大人の仲間十八の春          花月乙千寿

   蝶が舞う空の広さの夢を追い       横手 稜山

    半農半漁ふるさとの今         桃井 昭一

   このところ外国からの客増えて      川畑 政輪

    夫に誘われ香る菖蒲湯         飯塚  縁

   初恋を和紙にくるんで夏越とす      竹井 英夫

    積まれしケルン願いごとあり      金窪 明美

   プロとしていどむ安打の二千本      水野 森雄

    旅の友より蘇州通信          宮原うた子

   思い出の絹の刺繍の小物入れ       田口 明子

    渚づたいに弥撒(ミサ)に出かける   大庭 初江

   一湾の釣船照らし小望月         佐藤まさ子

    来年も来いつばめ帰りぬ        名波 秀夫

   秋惜しみ折り目の古りし地図ひらく    高木千代子

    駅の名読めし幼な児をほめ       小林 春野

   不意客に季の干菓子添え盆点前      土屋 日菜

    仔犬まどろむ午後の麗らか       勝又 丘女

   平成の御代を惜しめば早や花に      宗   匠

    城が浮くかに蜃気楼見ゆ        井上 輝夫

 

             起首 平成三十年四月十日   

 

             満尾 平成三十年五月二十四日 

 

 

第516回忌 宗祇法師を偲ぶ会 2017年(平成29年)6月24日

 

    奉納歌仙「古今伝授」の巻     捌 小林 静司

 

    三島での古今伝授や故事涼し      小林 静司

      歴史の流れ止まぬ滴り       中村 雄爾

    黒潮の鰹の群れを釣り上げて      近藤 蕉肝

      やっと一息メール送信       宮澤 次男

    月円か地場産業の祝賀会        高村 謙二

      褒められている丹精の菊      鳥澤 由克

    留学生同じ国らし鳥渡る        二見 栄一

      翻訳をして仲の親しく       佐野 彰一 

    肩先をそっと抱けば良き香り      本屋 良子

                  真白き砂の珊瑚礁浜        内藤 法子

    被災地へ心も添えて支援する      賀茂 博美

      臨時課課長若手選抜        堀合 喜義

    弾帯をはずして月に狩談義       櫻井  譲

      大根漬けの味のほどよさ      梅 花 講

    四万十の岸ボンネット定期バス     黒木 敏也

      男にもある漂泊の夢        原  静雄

    出会えたる円空佛に花明かり      花月乙千寿

      テネシーワルツ東風に流れて    飯塚  縁

    按摩器を息子にもらうあたたかさ    桃井 昭一

      自惚れするほど銀細工出来     歌崎 正美 

    読み深きタイトルの碁の解説に     川畑 政輪

      世間を遠く暮らす付合       横手 陵山

    逞しく泳ぎだしたる鯉のぼり      竹井 英夫

      用水たどり下る裾野路       金窪 明美

    夢に見る詩吟大会優勝を        水野 森雄

      健康管理妻におまかせ       田口 明子

    秋祭りあなたの帰省待ってます     小林 春野

      新酒供える木偶の人形       佐藤まさ子

    はるかなる連山青き望の月       宮原うた子

      若冲絵画友と鑑賞         望月やゑ子

    おー寒い未だ被害の絶えぬ詐欺     高木千代子

      長寿国にて立てる厄塚       大庭 初江

    アニソンのライブ通いの医師ふたり   土屋 日菜

      路地の薄氷朝日はじけて      勝又 丘女

    海渡る花前線の五稜郭         宗   匠

      草餅囲み集う女子衆(おなごし)  井上 輝夫

 

    期首 平成29年4月10日 満尾 平成29年5月20日 文音にて