平成28年6月25日、裾野市を代表する歴史文化の一つとして、市指定を受けている桃園定輪寺の『宗祇の墓所』を市民に紹介すると共に、室町時代の連歌師飯尾宗祇の歴史と業績を顕彰し、宗祇や連句に一層の理解と親しみをもっていただく機会として『宗祇法師を偲ぶ会』を開催しました。
「偲ぶ会」は、昨年まで裾野連句会が主催してきましたが、今年から裾野市宗祇法師の会が引き継ぐこととなり、
第一部「宗祇法師に捧ぐ裾野の文化」、 第二部「連句実作会」の2部構成で行われました。
第1部 《宗祇法師に捧ぐ裾野の文化》 会場 桃園山 定輪寺
冒頭、中村雄爾会長が「宗祇終焉の地の裾野から、文化や伝統を発信していくことが、この会の目的です」
とあいさつ。
来賓として高村謙二市長や鳥澤由克県議、二見榮一市議会議長、市文化協会の名波秀夫会長などご列席くださり、その他会員や関係者ら約100人が参加しました。
(プログラム)
① 宗祇法師への献茶
裏千家 武井宗英 様
② 定輪寺梅花講中による御詠歌
③ 裾野市吟道連盟による詩吟の朗詠
黒木敏也会長らで「三島千句百韻10巻6句から10句より」
④ 日本舞踊宗家派花月流八千代会による舞踊
花月流師範・花月乙千寿様、花月乙葉様、坂田勘太郎君(小3)、坂田泰君(4歳)による創作日舞 「宗祇忌に和す」
⑤ 吉田神社祭り囃子
岩波おはやし保存会のメンバー22人による演奏
⑥ 裾野連句会による歌仙吟詠
第2部 《連句実作会》 会場 裾野市東西公民館(市立鈴木図書館3階)
午後からは会場を移し、連句の実作会が行われました。
30人の参加者のうち、約半数が初めての挑戦。中学生から80代まで、3つのグループに別れ、捌きの先生を中心に
和気藹々と言葉遊びを楽しんでいました。
申込み・問合せ先 裾野市宗祇法師の会 事務局 勝又美代子 Tel:090-4851-1804
Mail: susonosogi@yahoo.co.jp